Small Message - 2004. 05. 09 Vol.08「更地」

vol.8「更地」

心身共々、様々な価値観が蠢(ウゴメ)く日々 世間もまた同じです
結局、未来に対しての絶対的な結論なんてあるわけないので気楽に構えたいところ
しかし、時間は待ってはくれないのも事実です

ここでは非常に抽象的なことばかり書いてしまって
自分でもなんだか不可解な感じですが、思考は一筋縄ではいかないです
前回でも書きましたが、本当に平穏な日々の中での創作活動は難しい
映画は小説やアニメのように完全な想像の世界を描けるわけではないし
音楽や演劇のように工程の節目に確実な充実感なども味わえない
当然上記の表現にも多大な努力と苦労、才能が必要なのはわかっていますが
やはり私達のように自主映画製作には、プロットの段階でかなり規制が入ります
大きなクレーンは使えないし、ライブ感によって観客との距離は縮められない

まぁ、言い訳です

自分の中で、最近、書いていた脚本を捨てようと考えています
何度も書き直したり、現実的な制作進行を考慮に入れたりしているうちに
脚本自体の圧力が濃密になり過ぎてしまい、アルベキ方向が不透明になりました
外野の声に耳を塞いだり、開いたり・・・ ウルサイなぁと思ったり・・・
そんなこんなで原点回帰をしなければと考えています

そこいらに落ちている私達の世代の吐息ってなんだ
郷愁なのか、孤独なのか、未来なのか、夢なのか
そして、大きく圧し掛かる私達の現実的な制作範囲と力量
普通の中の野望ある表現者を気取り切ろうとしています

こんなちっぽけな自分でも地球の音は聞こえるのか。

200405090104 粟島憲郎(Kenrou,Awashima)
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