Small Message - 2004. 02. 10 Vol.01「収集」

 vol.1「収集」

 映画を観て感動したり、人と話をして笑ったり、音楽を聴いて心踊ったり
「何かの事象」によって「何かの感情」を得ることは当然のことだ
 最近、映画の脚本を書いているということもあって、
 いつもなら浮かんでは消えるその小さな想いを、意識的に拾い集めることがある
 ほとんどの場合、その「小さな想い」はイメージで始まり、イメージのまま成長せず
 自然消滅することになるが、その繰り返しでは日常のリアルを切り取ることはできない
 どちらにせよ、その一瞬の塊は具体性を帯びにくい

 [situation]  帰り道、自転車
    ↓
 [an example] 夜の音
    ↓
 [answer]     マイナス50%の速度

 格好の良いことを言うわけではないけれど、私自身が映画で表現したいことは「メッセージ性」であって
 その「メッセージ」とは自分の想いをストレートに描写することであり、
 私的な趣向であると同時に、純粋に「伝えたいこと」を形にするということになる
 もっと言えば、それは賛同を求めるといったメッセージではなく、
 自分が観てみたい映画を自分自身の手で創るということ
 結果として、その映画に含まれる「メッセージ」が観客に伝われば幸いなのだが
 100パーセントの賛同を得ることは、まず無いだろうと思う
 しかし、そのままではいけないと思うのも事実で
 伝えるために頭を悩ませ、標準の舵を取ろうとし、結局はその回る思考の中、構成は成り立ってゆく
 多分、私が映画製作を続けようと思う動機は、その「果てしない悩み」を体感するためだ

 日々様々なリアルを背負い、生活をする
 その中で生まれるメッセージを想像し、創造する

 さて。

 追伸:small message 初回はおぼろげなことを書いてしまいましたが
    次回はちゃんと手に取れることを書こうと思っています
    とは言っても何もプランなどはありませんが・・・

 200402100225 粟島憲郎(Kenrou,Awashima)
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